甜茶はお茶といっても植物学上は、お茶とは別の木の葉から作られる、甘いお茶の総称で、薬草として古くから中国に存在しているお茶です。
幸せを願うということで、中国では旧正月に甜茶を飲むという習慣があります。
甜茶には甜葉懸鈎子(てにょうけんこうし)という物質が含まれており、これがアレルギーを抑えるといわれています。
喘息、アレルギー性鼻炎、そして花粉症などに効果をあらわします。
花粉症を引き起こすものは、そのアレルゲン、すなわち抗原が元です。
花粉などの抗原が体の中に入ると悪い働きを抑える抗体という免疫物質と結合します。
そうするとヒスタミンなどの化学物質が出現し、くしゃみ、鼻水などアレルギー症状が出ることになるのです。
花粉症などに甜茶が有効だといわれるわけは、甜茶懸鈎子が作用するからなのです。
甜茶懸鈎子の中にあるポリフェノールには、粘膜の炎症を抑える力があるのです。
そしてヒスタミンの放出が抑えられるという、抗ヒスタミン作用があるということもわかっています。
こんなヒスタミンの抑制効果がある甜茶は、花粉症に悩む人の助けになると、大いに期待されているのです。
甜茶のいい点は、副作用がないことで、これなら花粉症対策としても安心です。
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